効率アップで問題になりやすいポイント

看護師が仕事で効率アップを図る際に問題になるのが、チームワークだ。看護師の仕事はチームワークが悪ければ、効率よく遂行することができない。一人ひとりがバラバラに仕事をしていたら、チームワークがよくなることはない。これには人間関係が欠かせないが、看護師同士の人間関係を育てることは、なかなかに難しいのが現状だ。その理由は、看護師の年齢がバラバラで、上手くバランスを取れないことがあるからである。この問題の改善点としては、バランスを保ってチームワークを育てることだろう。

その中心になるのが、バランス感覚がいい調整役だ。調整役が育つとチームが片寄ることもなく、全員が気持ちよく働けるようになる。しかし、バランスを保つ人が抜ければ、チームワークがまた悪くなる可能性があるだろう。そうならないよう、複数の調整役を育てることが大切だ。

そのほかのよくある問題としては、一人ひとりの経験年数だろう。経験年数が違うと仕事の成熟度が変わってくるため、仕事の早さに差が出てしまうのだ。その結果として、全員が同じスピードで仕事ができなくなり、効率を下げる要因となる。解決策としては、仕事のスピードを平均化することだ。全員が同じスピードになれば、効率的に仕事を遂行できるようになるだろう。全員が早いスピードになることが理想だが、もともと遅い人がはじめから早くできるようになることはない。できるだけ全員がスピードを合わせることで、効率的に仕事ができるのだ。