看護師は複数の業務を同時にこなすなど、勤務中は休憩を満足に取る暇がないほど常に忙しいといっても過言ではない。しかし、仕事の効率の面から考えると、体や心を休めるための休息の時間は、効率アップのためにとても重要なものなのである。
一見、積極的に休みなく業務に取り組み続ける方が、仕事が捗るような気はするが、実際はそうではないことが多い。何故なら、適切な休息の仕方をすれば、その後の生産性がぐっと向上するためである。全速力で走り続けることができないように、ずっと同じモチベーションや集中力で業務をこなし続けることは、とても難しい。一旦休息してリラックスしている間に、それまでにこなしていた業務について脳が整理し直せるため、また集中して業務を再開することができるのである。
仕事の効率アップに効果的な休息の取り方は、次の3つを抑えると良い。まず1つめは、「休息中は頭を休める」ということである。休憩にはスマホを触ったりしたくなるものだが、ぼんやりしたりお喋りを楽しむなど、集中力を使わずに過ごすことがポイントとなる。2つめは、「緊張をほぐす」ということが挙げられる。看護師は仕事中常に緊張感を伴うため、休息の際に軽いストレッチや体操をして筋肉を緩め、体の緊張をほぐしてあげると良いだろう。3つめは、「太陽の光を浴びる」ことだ。一番良いのは外に出て太陽の光を浴びてリフレッシュすることだが、看護師は外に出るの難しい場合もあるため、窓辺で光を浴びたり外を眺めるだけでも、同じような効果を得られるためおすすめである。