仕事の効率アップを図る方法

看護師は一人ひとりが担っている仕事量が多く、業務時間内に仕事を終わらせるためには、効率アップを図るための方法を知っておくことが欠かせない。その方法は人それぞれ、さまざまなものがあるが、その中でも特に行われている効率アップの方法として挙げられるのが、メモを取ることだろう。

仕事をしていれば、忘れてはいけないことや、ある情報を覚えておかなければいけない場面が少なくない。たとえ頭の中で覚えようとしても、どんどん新しい情報が入ってくるため、ついつい忘れてしまう事態に陥ってしまう人が多いのだ。ゆえに、効率アップを目指している看護師の多くはメモを取ることで効率アップを図り、改めて聞き直す手間を省くことができる。しかし、この時には、必要な情報を要約して記入することが大切だ。中には、メモを取ることに集中して相手の話を聞いていなかったり、メモを取ったことで安心して、メモを取ったこと自体を忘れてしまったりすることもあるだろう。そこで、効率アップを図るためにメモを活用する場合には、きちんと活用できるように工夫する必要があるのだ。

メモが効率アップになるかどうかは、メモを取った後の対応や行動が重要だといわれている。その日のうちに改めてメモをまとめたり、読み流す時間を作ったりすることがオススメだ。このようにメモを上手に活用できるようになれば、看護師として仕事の効率アップにつなげられるだけでなく、必要な情報を収集できる力を身につけることができる。

効率アップで問題になりやすいポイント

看護師が仕事で効率アップを図る際に問題になるのが、チームワークだ。看護師の仕事はチームワークが悪ければ、効率よく遂行することができない。一人ひとりがバラバラに仕事をしていたら、チームワークがよくなることはない。これには人間関係が欠かせないが、看護師同士の人間関係を育てることは、なかなかに難しいのが現状だ。その理由は、看護師の年齢がバラバラで、上手くバランスを取れないことがあるからである。この問題の改善点としては、バランスを保ってチームワークを育てることだろう。

その中心になるのが、バランス感覚がいい調整役だ。調整役が育つとチームが片寄ることもなく、全員が気持ちよく働けるようになる。しかし、バランスを保つ人が抜ければ、チームワークがまた悪くなる可能性があるだろう。そうならないよう、複数の調整役を育てることが大切だ。

そのほかのよくある問題としては、一人ひとりの経験年数だろう。経験年数が違うと仕事の成熟度が変わってくるため、仕事の早さに差が出てしまうのだ。その結果として、全員が同じスピードで仕事ができなくなり、効率を下げる要因となる。解決策としては、仕事のスピードを平均化することだ。全員が同じスピードになれば、効率的に仕事を遂行できるようになるだろう。全員が早いスピードになることが理想だが、もともと遅い人がはじめから早くできるようになることはない。できるだけ全員がスピードを合わせることで、効率的に仕事ができるのだ。